枕 状 溶 岩 (まくらじょうようがん)
須坂市井上地区 平成14年10月撮影 |
枕状溶岩は、枕のような丸みのある塊が、重なりあって固まった溶岩です。
このような現象は、溶岩が水中に流れ出る際に、急激に冷やされることによって起こります。
この井上地区の枕状溶岩が出来た時代は、今からおよそ二千万年前の第三紀中新世で、
当時この一帯は海の中にあり、かなり広い範囲で活発な海底火山が活動していたと考えられます。
その後の地盤変動によって海から隆起し、現在の陸地になりました。
枕状溶岩は、長野市大柳、丸子町大村川流域、真田町菅平口、安曇村白骨温泉、長谷村などに見られます。
長野市大柳 | 平成19年8月撮影 |
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